できたてガパオライス

ゆすらの日常。毒にも薬にもならないことばたち。

病的スタディズハイとダメンズキャッチャー

 勉強がしたくてたまらない衝動に襲われることが、昔からよくある。ワーカーズハイならぬ、スタディズハイ?要するに、勉強がしたくてたまらなくなる。

 

 その衝動が出ているときは、残業後に深夜のファミレスへ自転車を飛ばして徹夜で勉強したり、仕事疲れでほとんどはたらいていない頭に無理やり活字を詰め込むように参考書を読んだりしている。勉強しているときは楽しくて仕方ないし、疲れを感じることもない。そもそも勉強は好きであまり苦に感じないタイプだが、ふと我に返って思い返すと、この衝動は割と病的なのではないかと思ったりもする。

 

 生きるのに、常に誰かの許しを得ようとしている節がある。

 

 趣味の勉強も、寝る前の筋トレも、ほどほどの食事制限も。自分を磨くために始めたもののはずなのに、いつの間にか強迫観念のようなものに代わり、それを全うできなかったときの自分を許せなくなることがある。最もそれが顕著なのが、勉強だ。筋トレはたまにさぼって寝るし、ご飯も割と誘惑に負けておいしいものを食べたり飲んだりしてしまう。それでも勉強をさぼることはないし、仕事が忙しくて勉強できない期間は、自分のことが嫌いでたまらなくなる。許せなくなる。

 

 生きづらい性格だという自覚はある。つねに自分を肯定できる人が無敵で最強だって思うし、なんでこんなに苦しんでるんだって思うこともある。

 

 それでもきっと私は、生涯勉強を続けていくんだろう。だって好きだから。苦しめられても。

 

 恋愛にのめり込みすぎるタイプではないので、彼氏の束縛がやばいけど好きだから別れられないって言っていたいつかの友人のことばは1mmも理解できなかったけど、もしかしてこの気持ちとちょっと似てるのかもしれない、なんて思う。

 

 だけど女友達の連絡先も残らず消させるような男とは別れて正解よ、真奈ちゃん。新しい彼氏としあわせになってね。