できたてガパオライス

ゆすらの日常。毒にも薬にもならないことばたち。

サマーヒート記録

 雨があまり好きではないので、早く梅雨が明けないかなあと思っていたところ、その一週間後くらいにはからりと梅雨明けしていた。

 朝干せばお昼には乾く洗濯物、在宅勤務なのでお昼に第二弾を干せば夜には乾いていて、晴天最高!なんて思っていたのも束の間、いつになく高い気温に身体は早々にバテた。住んでいる1DKの部屋はダイニング側にしか冷房がなく、在宅勤務中は部屋の仕切りを開けて冷気を取り込もうとしているのだが、湿度も気温もなかなかに高い。起きている間はずっと胃がもたれていて、あらゆる飲食物を受け付けられなくなっていた。

 夏バテを初めて体験したのは上京して迎えた最初の夏で、健康優良児な私はそこで初めて食欲がわかないという経験をした。ラッキーこれで痩せるかも、なんて考えながら、自室のフローリングに頬をつけて火照りを冷ましつつ、神奈川の夏をやり過ごした。あれから数年経ったが、日本の夏は例年最高記録を樹立しようとしてくるので、この不調には一向に慣れる気配がない。故郷の夏も年々暑さを増していて、もはやこの国にいる限り夏バテは避けられないようだ。

 今年も例年のごとく、吐き気を胸の下あたりに飼いながら、蒟蒻畑のりんご味に生かされている。ストレスでもすぐに吐き気を催すタイプなので、この子との付き合いもだいぶ長くなってきた。それでも夏はちゃんと夏らしいことをしたいので、楽しい予定をこれからたくさん詰め込んでいきたい。

 とりあえず、明日は親友の婚約祝いでちょっといい焼肉ランチの予定がある。この食欲で肉が胃に入ることに不安しかないが、とってもおめでたい席なので、吐き気くんは少しだけ大人しくしておいてくれるとうれしい。