できたてガパオライス

ゆすらの日常。毒にも薬にもならないことばたち。

馬鹿だってわらってくれてもいいよ

 生理前のPMSが本当にひどくて、起きているのもしんどくなる。だから毎月生理が来ると「ヨォ!!!待ってたぜ!」という気持ちになるのだが、待っていたのはPMSの終わりであって別に生理ではないということに、今さらながら気が付いた。そしてそもそも、生理が来なければPMSも来ないのだということにも。

 

 人生においてそういう勘違いのようなものは多々あるように思う。本当はそれが好きなわけじゃないのに、好きだと勘違いしているもの。

 

 気付かない方が幸せなのかもしれないと思う。自分のことも、他人のことも、勘違いも嘘もすべて気付かずに、好きという気持ちだけを持っていられたら。

 

 嘘を見抜く目に自信がない。真実を見抜く目にも。だから好きな友達に何度ドタキャンを重ねられても、私はそれを糾弾できずにいるし、彼女との関係を断てずにいる。なんせ彼女のことが好きだから。嘘がとても上手な彼女のことを私が信じ続ける限り、彼女との関係が変わることはない。気を遣わせているのだとしたら、そのことを申し訳なく思うけれど、だからと言って彼女の嘘を無碍にすることにも躊躇いがある。なんて、本当は自分が真実を知って傷つきたくないという気持ちが大きいけれど。

 

 上手に嘘をつけないから、上手に隠してしまわないでほしい。やさしい嘘に気付けないまま幸せを感じるくらいなら、厳しい言葉も時にはぶつけてほしいよ。そっちの方が、私にとってはやさしい世界かもしれない。

 

 それでもまた眠って目が覚めたら、私は盲目的に信じ続けるんだろう。彼女を、そして私の大好きなすべての人たちを。信じた相手にこっぴどく裏切られるのが先か、私が盲目でいられなくなるのが先か。それともそのどちらも迎えることなく、私の命が尽きるのか。

 

 すべてはOnly God knows, 彼女の嘘とおんなじで、わからないことにこころを割いても仕方ないね。

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