身体と心がそれぞれの自我を得たまま、もうずっと、互いを無視して日々が過ぎていく。どちらの悲鳴も、ついでに怒りも悲しみも押し殺して、そうして息のしやすくなった世界には、花は咲かないし月も昇らない。東京に星も月も見えないのは、みんなそれと引き…
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